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フローリング

この章は木造建物の床のリフォームを全て検証します。どの施工も面積辺りの材料費はほとんど同じで、既存の床の上から貼る場合は施工時間もほとんど同じなのが特徴です。

フローリング12mm

既存の床をひっぺ返し新しい物を張り替えます。最も手間がかかり最も技術が難しい反面、仕上がりは最高です。たれ木や大引きの補修、水道や電気工事の応用も兼ね、床リフォームの王道がこのやり方になります。素人が挑戦する場合、既存の床を剥がすだけでも四苦八苦でしょう。工具も金さえあれば揃うという問題ではなく、大工職人のごとく専用の物置や工場が必要になります。3部屋ほど修行すれば張れるようになりますが、職人を見つけてアウトソーシングが無難でしょう。ポイントは職人の技術よりも床材の耐久性で、価格に比例する傾向にあり、最安品はなるべく避け中級品の在庫処分品が狙い目です。

フローリング6mm

通常より厚さが半分の物で、既存の床の上に張ります。手間と技術は格段に減り、見切り材を外せば素人施工でも十分に通用しますが、段差を考慮しなければなりません。松崎不動産ではこの施工を最優先しますが、なぜかマイナーな施工のようです。12mmと価格はあまりかわりませんが、再施工も楽で、仕上がりの良さは12mmとあまりかわらずお勧めです。段差によっては12mmをそのまま被せ施工します。

クッションフロア

トイレや洗面所などの主に水回りの場所で施工されます。理屈としてフローリングでは継ぎ目があるため水漏れが懸念されますが、松崎では水回りでも構わずフローリングで施工し、古くなったらクッションフロアを被せるという方法にしてます。施工の難易度と材料の耐久性及び価格が全て厚さに比例するため、プロがしっかりした材料で施工すれば長持ちますが、DIYでは頻繁に貼りかえることになります。DIYするコツとして、職人用の高価なコーナーカッターを使用し、浮きやすい箇所はテープ、駆け上がりやジョイントは接着剤を使い、材料はクセに注意して施工直前に仕入れましょう。間取りがいびつな部屋の床はこの施工がお勧めです。

塩ビタイル

塩ビタイルとは塩ビシート(クッションフロアの仲間)を細切れにしたもので、素人のDIYでは最も有効な施工です。見よう見まねでも簡単に貼れるため、入門者はこの施工から始めると良いでしょう。接着剤は必ずしも専用の物は必要なく、クッションフロア同様にべっとり塗る必要もありません。シールタイプや置くだけのタイプもありますが、通常タイプを余ったボンドや接着剤で浮きに注意しつつ再施工を考慮して貼るのがお勧めです。本物のフローリングと比較して内見からの成約率はある程度劣ります。

リノベーションシート

最近登場した施工で床のクロスとでも言い換えましょうか、柄がデザインされたビニールシールを床の上に貼り、あたかも新品に見せかける施工です。動画CMではいかにも簡単に貼れそうですが施工の難易度が高く、クロスを貼ったことがない人が挑戦したら最初はお粗末な結果になるでしょう。材料費がいかにも安価に見えますが結構高額で、「誰でも安易に貼れる」という先入観は捨ててください。材料によっては大ハズレもあり、耐久性(特に水回り)は最低で、ジョイントなしの狭いスペース以外ではあまりお勧めできません。退去率にも注意が必要。

部分補修

フローリングの破損個所をパテや塗装でピンポイントに修理する方法です。床の程度が良く、一部が著しく悪い場合はこの方法になりますが、松崎不動産では実務的にまだこのケースになった経緯はありません。大体的に行う場合手間も費用も変わらないので、他の施工を目指した方がお勧めです。